課税物件(読み)カゼイブッケン

デジタル大辞泉 「課税物件」の意味・読み・例文・類語

かぜい‐ぶっけん〔クワゼイ‐〕【課税物件】

課税対象とされる物や行為、または事実所得税における個人所得酒税法における酒類、消費税における資産譲渡等(国内で事業者事業として有償で行う商品の販売・資産の貸し付け・サービス提供)など。課税客体租税客体

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精選版 日本国語大辞典 「課税物件」の意味・読み・例文・類語

かぜい‐ぶっけんクヮゼイ‥【課税物件】

  1. 〘 名詞 〙 租税を課す対象となる物、行為、その他の事実。たとえば、所得税における一定の所得、財産税における資本または財産所有など。租税客体。〔現代文化百科事典(1937)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「課税物件」の意味・わかりやすい解説

課税物件
かぜいぶっけん
tax objects

法律によって課税の対象と定められた所得,財産,文書,財,行為などをいう。たとえば,所得税および法人税においては所得,相続税においては相続財産固定資産税においては土地,家屋,償却資産などである。課税客体といわれることもある (地方税法 342) 。

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世界大百科事典(旧版)内の課税物件の言及

【課税標準】より

…課税要件の一つ。納税義務者が最終的に税額を納付するための要件を課税要件というが,これは,課税主体(だれが納税義務者か),課税客体または課税物件(何に課税するか),帰属(課税物件はだれに属するか),課税標準および税率から構成される。課税物件は,納税義務者の担税力の指標を示すもの,すなわち経済的事象または状態である。…

※「課税物件」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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