種山高原(読み)たねやまこうげん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「種山高原」の意味・わかりやすい解説

種山高原
たねやまこうげん

岩手県南東部,北上高地南部にある物見山 (871m) を中心とした丘陵性の高原遠野市奥州市住田町にまたがる。北上高地の隆起準平原の一部をなす一大草原で標高 600~800m。江戸時代には伊達氏直営の放牧場であったが,明治年間には陸軍省軍馬補充部の出張所が置かれた。第2次世界大戦後,県営の種山牧野としてウシ,ウマの放牧が行なわれたが,2001年閉鎖された。夏はキャンプ場,冬はスキー場を開設。詩人宮沢賢治歌碑がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む