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種特異性 しゅとくいせいspecies specificity

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

種特異性
しゅとくいせい
species specificity

形態あるいは機能のうえで,ある種は共通にもっているが,他の種には認められない特色。しかし,たとえばヒト,サル類は梅毒に感染するが,他の動物は感染しない特性 (この場合は抗原の特異性) の例のように,1種だけに限定されない特性もあり,このような場合も含めて広くいうときには,種属特性ともいう。また,異種属間の雑種混配 (混血) が成功しにくいように,細胞,さらに蛋白質も,種属特性 (特異性) を示す。しかし,臓器特異性 organ specificityという,たとえば眼の水晶体のように異種属間でもある程度の共通性,親和性を示す例もある。血清学ではこの現象を「どの動物の血清にも多少の共通点 (不完全種属特性) があり,同種動物成分間の共通性にも強弱の差 (不完全臓器特性) がある」と説明する。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

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