種田豊水(読み)たねだ ほうすい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「種田豊水」の解説

種田豊水 たねだ-ほうすい

1832-1899 幕末-明治時代の日本画家,漆芸家。
天保(てんぽう)3年1月8日生まれ。京都の小田海僊(おだ-かいせん)に花鳥画を,尾張の初代金城一国斎に漆塗りの技をまなぶ。土佐の鞘(さや)師種田家をつぎ,維新後人力車の背面蒔絵(まきえ)をほどこし,豊水蒔絵と評判になる。晩年は日本画で官設展覧会に入賞。明治32年10月1日死去。68歳。長門(ながと)(山口県)出身。本姓は泉。名は績。字(あざな)は師古。通称光助

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android