小田海僊(読み)おだかいせん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「小田海僊」の意味・わかりやすい解説

小田海僊
おだかいせん

[生]天明5(1785).長州
[没]文久2(1862).閏8.24. 京都
江戸時代末期の画家。名は贏 (えい) ,字は巨海通称良平。号は百谷,海僊。文化3 (1806) 年上洛,呉春師事,四条派の作風修得。中年以後,親交のあった頼山陽のすすめで中国の元,明の名画を臨模。また山陽と5年間九州遊歴,南画における一大家となって活躍した。主要作品『桐下美人図』。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小田海僊」の解説

小田海僊 おだ-かいせん

1785-1862 江戸時代後期の画家。
天明5年生まれ。京都で円山四条派松村月渓(呉春)にまなぶ。のち文人画に転じ,人物画を得意とした。頼山陽と九州を5年にわたり歴遊。文久2年閏(うるう)8月24日死去。78歳。長門(ながと)(山口県)出身。名は瀛(えい)。字(あざな)は巨海。通称は良平。別号に百谷。著作に「海僊画譜」「海僊十八描法」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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