ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「小田海僊」の意味・わかりやすい解説
小田海僊
おだかいせん
[没]文久2(1862).閏8.24. 京都
江戸時代末期の画家。名は贏 (えい) ,字は巨海。通称良平。号は百谷,海僊。文化3 (1806) 年上洛,呉春に師事,四条派の作風を修得。中年以後,親交のあった頼山陽のすすめで中国の元,明の名画を臨模。また山陽と5年間九州を遊歴,南画における一大家となって活躍した。主要作品『桐下美人図』。
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