種蔵村(読み)たねくらむら

日本歴史地名大系 「種蔵村」の解説

種蔵村
たねくらむら

[現在地名]宮川村種蔵

宮川右岸にあり、西は巣之内すのうち村。北は菅沼すがぬま谷、南はみやヶ谷に画され、集落の東部山寄りは広い高原で焼畑に適する。村の北部で宮川は曲流し、その蛇行部に枝村大瀬おおせがある。この地方では山の傾斜地をタナ、崖をクラというので、村名は地形によると思われる。慶長一八年(一六一三)の飛騨国郷帳にたなくら村とあり、小島こじま郷に属し、高八三石余。元禄検地(宮川村文書)では高五一石余、田六反余・畑五町九反余、漆三九五束(二反六畝余)で、ほかに焼畑一二町四反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android