稲垣寒翠(読み)いながき かんすい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「稲垣寒翠」の解説

稲垣寒翠 いながき-かんすい

1803-1843 江戸時代後期の儒者
享和3年4月5日生まれ。美作(みまさか)(岡山県)津山藩士。江戸で古賀侗庵(どうあん)にまなび,藩の儒員となる。昌谷(さかや)精渓とともに藩校の学問所と武道稽古所を合併した文武稽古所づくりにあたる。天保(てんぽう)13年町奉行になると,庶民教育の場の教諭所を創設した。天保14年10月18日死去。41歳。名は茂松通称は武十郎。別号に雪青洞,研岳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android