稲垣恒吉(読み)イナガキ ツネキチ

20世紀日本人名事典 「稲垣恒吉」の解説

稲垣 恒吉
イナガキ ツネキチ

明治〜昭和期の実業家 京都瓦斯社長;京都商工会議所会頭。



生年
元治1年8月28日(1864年)

没年
昭和5(1930)年6月18日

出生地
越前国(福井県)

経歴
明治13年京都に出て呉服商・稲垣藤兵衛商店に入り、25年才覚を認められて紡績業・縮緬製織業を営む稲垣藤作の養子となり、30年家業を助けて合名会社とし業務担当社員、のち第一絹糸紡績社長を継ぐ。42年京都瓦斯の創立に参画して取締役となり、大正15年社長に就任。この間、5年京都電灯取締役、8年中華企業取締役、9年京都拓殖社長を務めたほか、多数の会社重役を兼務した。また京都商業会議所会頭、京都商工会議所会頭を歴任、京都実業界の重鎮として活躍した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「稲垣恒吉」の解説

稲垣恒吉 いながき-つねきち

1864-1930 明治-昭和時代前期の実業家。
元治(げんじ)元年8月28日生まれ。明治25年京都で呉服商店をいとなむ稲垣藤作の養子となり,のち第一絹糸紡績社長をつぐ。42年京都瓦斯(ガス)取締役,のち社長。大正5年京都電灯取締役。京都商工会議所会頭をつとめた。昭和5年6月18日死去。67歳。越前(えちぜん)(福井県)出身

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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