精選版 日本国語大辞典 「稽古唄」の意味・読み・例文・類語 けいこ‐うた【稽古唄】 〘 名詞 〙 歌舞伎で、囃子(はやし)に用いる長唄の一節。世話物の幕開き、人物の出入りなど、町屋や店先に稽古している長唄がもれきこえてくるという場面で用いる。[初出の実例]「ト稽古唄(ケイコウタ)になり、才三郎合点(がてん)の行かぬ思入にて、考へながら花道へはひる」(出典:歌舞伎・蔦紅葉宇都谷峠(文彌殺し)(1856)二幕) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例