稽古唄(読み)けいこうた

精選版 日本国語大辞典 「稽古唄」の意味・読み・例文・類語

けいこ‐うた【稽古唄】

〘名〙 歌舞伎で、囃子(はやし)に用いる長唄一節世話物幕開き人物出入りなど、町屋店先に稽古している長唄がもれきこえてくるという場面で用いる。
※歌舞伎・蔦紅葉宇都谷峠(文彌殺し)(1856)二幕「ト稽古唄(ケイコウタ)になり、才三郎合点(がてん)の行かぬ思入にて、考へながら花道へはひる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android