穂積忠(読み)ホヅミ キヨシ

20世紀日本人名事典 「穂積忠」の解説

穂積 忠
ホヅミ キヨシ

大正・昭和期の歌人



生年
明治34(1901)年3月17日

没年
昭和29(1954)年2月27日

出生地
静岡県

学歴〔年〕
国学院大学卒

主な受賞名〔年〕
多磨賞(第1回),歌人協会賞

経歴
女学校教師を経て、三島高女校長となる。一方、韮山中学時代に北原白秋の「詩と音楽」に投稿、認められて門下となり、「日光」「香蘭」「多磨」などに出詠。「多磨」廃刊後は「中央線」に参加。国学院大では折口信夫師事民俗学を学んだ。昭和14年第1歌集「雪祭」を刊行、多磨賞、歌人協会賞を受賞した。没後、第2歌集「叢」が弟子たちにより出版された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「穂積忠」の解説

穂積忠 ほづみ-きよし

1901-1954 大正-昭和時代の歌人。
明治34年3月17日生まれ。中学時代に北原白秋の門下となり,国学院大で折口信夫(おりくち-しのぶ)に師事。昭和14年二人の師にささげた第1歌集「雪祭」で多磨賞,歌人協会賞。昭和29年2月27日三島南高校長在職中に死去。52歳。翌年遺歌集「叢(くさむら)」が刊行された。静岡県出身。
格言など】雪山の道おのづからあはれなり猪(しし)は猪の道杣(そま)は杣の道(「雪祭」)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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