積善(読み)セキゼン

デジタル大辞泉 「積善」の意味・読み・例文・類語

せき‐ぜん【積善】

善行を積み重ねること。しゃくぜん。⇔積悪

しゃく‐ぜん【積善】

せきぜん(積善)

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精選版 日本国語大辞典 「積善」の意味・読み・例文・類語

せき‐ぜん【積善】

  1. 〘 名詞 〙 よい行ないを長い間つみ重ねること。また、つみ重なったよい行ない。たくさんの善行。しゃくぜん。⇔積悪
    1. [初出の実例]「才聰拙頓又愚甘、積善家門見好男」(出典田氏家集(892頃)下・寄橘神童)
    2. [その他の文献]〔文明本節用集(室町中)〕〔漢書‐董仲舒伝〕

しゃく‐ぜん【積善】

  1. 〘 名詞 〙 よい行ないを積み重ねること。また、積み重ねたよい行ない。せきぜん。⇔積悪。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「ヲヲ積善(シャクゼン)の術はおこなひやすし」(出典:浄瑠璃蘆屋道満大内鑑(1734)二)

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普及版 字通 「積善」の読み・字形・画数・意味

【積善】せきぜん

善行を積む。〔易、坤、文言伝〕積善の家には、必ず餘慶り。不善を積むの家には、必ず餘殃(よあう)(後にまで及ぶわざわい)り。

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