積悪(読み)セキアク

デジタル大辞泉 「積悪」の意味・読み・例文・類語

せき‐あく【積悪】

悪事を積み重ねること。また、積もり重なった悪事。しゃくあく。⇔積善

しゃく‐あく【積悪】

せきあく(積悪)

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精選版 日本国語大辞典 「積悪」の意味・読み・例文・類語

せき‐あく【積悪】

  1. 〘 名詞 〙 悪事をたび重ねること。また、その積み重なった悪事。しゃくあく。⇔積善
    1. [初出の実例]「鎮西謀叛之者、又以不征伐、積悪之所然、感果時至歟」(出典玉葉和歌集‐治承四年(1024)一一月一日)
    2. 「家のたえなんとするは積悪のゆへなり」(出典:集義和書(1676頃)一一)
    3. [その他の文献]〔漢書‐董仲舒伝〕

しゃく‐あく【積悪】

  1. 〘 名詞 〙 数々の悪事を重ねること。また、その悪事。せきあく。⇔積善
    1. [初出の実例]「況や積善(しゃくぜん)の人は其の家栄へ、積悪(シャクアク)の者は其門亡ぶ」(出典:妻鏡(1300頃か))

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普及版 字通 「積悪」の読み・字形・画数・意味

【積悪】せきあく

悪事をかさねる。〔漢書仲舒伝〕積善の身に在るは、ほ長ずること日に加するも、人知らざるがごときなり。積惡の身に在るは、ほ火の膏(あぶら)を銷(へ)らすも、人見ざるがごときなり。

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