精選版 日本国語大辞典 「穎稲」の意味・読み・例文・類語
えい‐とう‥タウ【穎稲】
- 〘 名詞 〙 稲の穂。転じて、米穀。
- [初出の実例]「穎稲参仟参伯弐拾壱束捌把半」(出典:正倉院文書‐天平二年(730)・大倭国正税帳)
穂首(ほくび)で刈り取り,稲穂に付いたままのイネの称。単位は束(そく)・把(わ)(1束=10把)。穎稲1束は稲穀(とうこく)1斗に相当し,白米5升(現在の約2升,約3kg)が得られる。律令制下のイネの収取は本来,穎稲によるのを原則とした。布とともに支払手段としても利用された。正税の穎稲は出挙(すいこ)され,その利息は賑給(しんごう)以外の正税支出の財源となった。稲穀を収納する正倉の底敷(そこじき)に用いた例もある。なお粟にも穎と穀の別があった。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
初冠,加冠,烏帽子着ともいう。男子が成人し,髪形,服装を改め,初めて冠をつける儀式。元服の時期は一定しなかったが,11歳から 17歳の間に行われた。儀式は時代,身分などによって異なり,平安時代には髪を...