究極的関心(読み)きゅうきょくてきかんしん(その他表記)ultimate concern

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「究極的関心」の意味・わかりやすい解説

究極的関心
きゅうきょくてきかんしん
ultimate concern

P.ティリヒの宗教哲学の主要概念の一つで,伝統的には神を意味するとされた。人間存在は,たえず非存在の可能性により脅かされ無意性に陥る危険にある。究極的関心は,あらゆる有限なものの彼岸にあって,この人間を存在と意味性に呼戻す。また,それは,教職制度,経典,教理をもった教団宗教のみならず,芸術,哲学,世俗の諸活動のなかにも出現する。この究極的関心にとらえられている状態が宗教である。

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