空長古墳群(読み)そらながこふんぐん

日本歴史地名大系 「空長古墳群」の解説

空長古墳群
そらながこふんぐん

[現在地名]安佐南区祇園町西山本 空長

景浦かげうら山から派生した丘陵にある古墳時代前期の四基の古墳群で、一号墳は直径一三メートル、高さ一・五メートルの円墳で、周溝をめぐらす。内部主体は竪穴式石室で、蛇行剣身・鉄剣・鉄鏃・輪玉などを出土。二号墳は直径八メートル、高さ一メートルの円墳で周溝を有し、内部主体の箱式石棺からは鉄刀・鉄鎌・刀子・鉄鏃、墳丘・周溝からは須恵器の坏蓋・坏身・高坏・壺・甕が発見された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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