突っ支う(読み)つっかう

精選版 日本国語大辞典 「突っ支う」の意味・読み・例文・類語

つっ‐か・う‥かふ【突支】

  1. 〘 他動詞 ハ行四段活用 〙
  2. 物にあててささえ保つ。つっかえる。すけがう。
    1. [初出の実例]「僧義堂日工集に牮明楼とあり。今俗語につっかふといふは是れにて、すけがふの音の転じたるなり」(出典随筆・南畝莠言(1817)上)
  3. 価値などが、ある物事とほぼ等しくなる。相当する。
    1. [初出の実例]「其代り陰気な時は御招き下さると、御饒舌(おしゃべり)を為て御陽気に御為(おさ)せ申して、円遊行(ひとりいき)やア五人位と平等(ツッカイ)ます様な誠に徳用な人間御坐いますから」(出典:落語西京土産(1892)〈三代目三遊亭円遊〉)

つっ‐ささ・う‥ささふ【突支】

  1. 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 ( 「つきささう」の変化した語 ) ものをあてがって強く支える。つきささえる。
    1. [初出の実例]「太刀抜きはなって、つっささへたる長刀の切先に、太刀打ちあはせ」(出典:車屋本謡曲・橋弁慶(1550頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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