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窒素レーザー ちっそレーザーnitrogen laser

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

窒素レーザー
ちっそレーザー
nitrogen laser

窒素分子を用いたレーザー。波長 337.1nmの紫外領域で高出力のパルス発振をする。色素レーザーのポンピングのほか,いろいろな分子や固体の紫外領域での励起,ラマン分光用光源,理工学での応用に広く用いられる。数 ns (ナノ秒) から数十 nsの立上がりの急な大電流による放電ポンピングが必要である。したがって発振パルスの時間幅は数 nsと狭く,繰返し周波数は大きくとれる。光増幅率がきわめて高く,光共振器なしに自然放出光を一方向に増幅しただけでも高出力ビームの発振が得られる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典内の窒素レーザーの言及

【レーザー】より

…水素分子の電子状態間の遷移で発振する水素レーザーは真空紫外域(124.6~164.6nm,109.8~126.8nmなど)で200本近い発振線を供給するので貴重な存在であるが,短波長レーザーであるため,光共振器を使えないとか,高速励起が必要であるとかの困難があり,使いよいレーザーとはいえない。窒素レーザーも0.316~8.21μmの間に400本以上の発振線をもつが,よく利用されるのは紫外部の337.1nmの発振線で,1kW~1MW程度のパルス出力が得られる。CO2気体の放電を用いる炭酸ガスレーザーは9.6μm帯,10.6μm帯の赤外域でそれぞれ数十本の振動・回転遷移が発振する。…

※「窒素レーザー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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