竈馬(読み)カマドウマ

デジタル大辞泉 「竈馬」の意味・読み・例文・類語

かまど‐うま【×竈馬】

直翅ちょくし目カマドウマ科の昆虫体長2~2.5センチで、褐色。背は丸く盛り上がり、触角は細く長く、はねはない。後脚が長大で、よく跳躍する。台所縁の下などにすみ、夜行性。いとど。いいぎり。えびこおろぎ。おかまこおろぎ。 秋》

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精選版 日本国語大辞典 「竈馬」の意味・読み・例文・類語

かまど‐うま【竈馬】

  1. 〘 名詞 〙 バッタ(直翅)目カマドウマ科の昆虫。体長約二センチメートル。体はエビ形にやや湾曲し、はねはない。全体に褐色を帯び、頭部に細長い糸状の触角がある。後ろ足は強大で、よく飛びはねる。台所や縁の下など湿りがちな所にすみ、夜、活動し、野菜くずや昆虫の死体などを食べる。近縁種に、体に斑点のあるマダラカマドウマクラズミウマなどがある。台所のかまどの裏などに多いところからこの名がある。本州以南に分布する。かまどむし。おかまこおろぎ。えびこおろぎ。いいぎり。えんのしたこおろぎ。おさるこおろぎ。《 季語・秋 》 〔俳諧・滑稽雑談(1713)〕

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