立て蔀(読み)タテジトミ

精選版 日本国語大辞典 「立て蔀」の意味・読み・例文・類語

たて‐じとみ【立蔀・竪蔀】

  1. 〘 名詞 〙 宮殿に付設する移動用の地上の障屏具の一種格子造(こうしづくり)の蔀に土台をつけて庭に立て、外部から室内を見すかされないためとした。板蔀
    1. 立蔀〈石山寺縁起絵巻〉
      立蔀〈石山寺縁起絵巻〉
    2. [初出の実例]「たてじとみなどのみゆるに、主殿司、女官などのゆきちがひたるこそをかしけれ」(出典:枕草子(10C終)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android