立塩(読み)たてじお

精選版 日本国語大辞典 「立塩」の意味・読み・例文・類語

たて‐じお ‥じほ【立塩】

〘名〙 (「たてしお」とも) 魚介類の下洗いや、塩味をまんべんなくつけるために用いる海水程度の塩水材料を漬けておくときに用いる。
紋章(1934)〈横光利一〉九「くさやの母液理論は〈略〉初めきっと立塩(タテジホ)を増していってちびちび使ってゐるうちに」

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デジタル大辞泉 「立塩」の意味・読み・例文・類語

たて‐しお〔‐しほ〕【立(て)塩】

魚介類を洗ったり、材料に塩味を含ませたりするときに用いる食塩水
魚介・野菜などを食塩水に漬け込む塩蔵法。

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栄養・生化学辞典 「立塩」の解説

立塩

 (1) 塩水.(2) 塩水の中に野菜,魚などを浸して貯蔵すること.

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