立田口大神宮
たつだぐちだいじんぐう
[現在地名]熊本市坪井四丁目
国道三号の浄行寺交差点から西に、通称立町通を約一〇〇メートルほど行くと、北側に朱色で彩色した鳥居がある。立田口大神宮の正面の鳥居で、そのため大神宮は通称赤鳥居とよばれる。赤鳥居から北に約五〇メートル入った所の左手に小祠がある。もとは成就院覚勝寺(現廃寺)の寺域内にあった神明宮で、「国誌」に「建立不分明、宣紀君ノ命ニ依テ享保十二年十二月造立ス、宝暦十二年七月八日類焼ノ後尚改メ建テリ」とある。明暦(一六五五―五八)頃にはすでに大明神と記されている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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