竜台村(読み)たつだいむら

日本歴史地名大系 「竜台村」の解説

竜台村
たつだいむら

[現在地名]成田市竜台

北羽鳥きたはどり村の北、利根川南岸に位置。元禄郷帳にはタツノダイと振仮名がある。文禄三年(一五九四)検地が行われた(「年貢割付状写」篠田家文書)。初め佐倉藩領で、寛文三年(一六六三)下利根川流域の新田開発を目的とした政策により幕府領となる。この前年に利根川対岸の埴生はぶ田川たがわ(現茨城県河内村)を吸収した。元禄一四年(一七〇一)佐倉藩領に復し、享保八年(一七二三)以降は山城淀藩領。寛文三年には田川村を合せ高九〇石余(篠田家文書)。同八年に新田、同一一年に新々田が開発され、元禄郷帳では高六八九石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android