竜灯鬼(読み)リュウトウキ

デジタル大辞泉 「竜灯鬼」の意味・読み・例文・類語

りゅうとう‐き【竜灯鬼】

奈良興福寺所蔵の、天灯鬼一対をなす彫像。寄せ木造り。着色。建保3年(1215)康弁作。胴体に竜がからみ、頭上灯籠をのせる。

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精選版 日本国語大辞典 「竜灯鬼」の意味・読み・例文・類語

りゅうとう‐き【龍灯鬼】

  1. 彫刻。木造。身体に龍がからみ、頭上に灯籠(とうろう)をささえている邪鬼像。天灯鬼と一対(つい)になっている。足を踏まえ、手を前に組んで口をへの字に結び、上目をしている。胎内(たいない)に建保三年卯月廿六日法橋康弁作と書かれた紙片が納められていた。国宝。奈良興福寺蔵。

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