竜田川模様(読み)たつたがわもよう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「竜田川模様」の意味・わかりやすい解説

竜田川模様
たつたがわもよう

流水紅葉を散らした模様竜田川は奈良県の北西部を流れ、古来よりもみじ名所として名高い。在原業平(ありわらのなりひら)の「ちはやぶる神代もきかずたつた川からくれなゐに水くくるとは」は「小倉(おぐら)百人一首」にも知られる有名な歌であるが、このように和歌にも多く詠まれている。この模様は、名所としての竜田川を象徴的に表すと同時に、こうした和歌の風情を巧みに意匠化したものである。

村元雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む