竜華樹(読み)リュウゲジュ

デジタル大辞泉 「竜華樹」の意味・読み・例文・類語

りゅうげ‐じゅ【竜華樹】

弥勒菩薩がその下で竜華三会を開くとされる木。枝は竜が百宝を吐くように百宝の花を開くという。

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精選版 日本国語大辞典 「竜華樹」の意味・読み・例文・類語

りゅうげ‐じゅ【龍華樹】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「龍華」は[梵語] puṃnāga の訳 ) 仏語。彌勒菩薩釈迦の滅後五六億七千万年の未来に、その下で三会説法を行なうという樹。高さ・広さ各四〇里あり、枝は龍が百宝を吐くように百宝の花を開くという。龍華。
    1. [初出の実例]「過風鳳女粧相似、迎月龍花樹不如」(出典:菅家文草(900頃)五・賦春夜桜花応製)
    2. [その他の文献]〔彌勒来時経〕

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