端厳(読み)タンゲン

デジタル大辞泉 「端厳」の意味・読み・例文・類語

たん‐げん【端厳】

[名・形動]姿などが整っていて威厳のあること。また、そのさま。たんごん
「唇、頤、両頰へかけて見事に神々しく整った、―な輪廓」〈谷崎少年

たん‐ごん【端厳】

[名・形動]たんげん(端厳)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「端厳」の意味・読み・例文・類語

たん‐ごん【端厳】

〘名〙 (形動) (「ごん」は「厳」の呉音) =たんげん(端厳)
延喜式(927)四一「凡台弾人者、詞容端厳、依理糺弾」
源平盛衰記(14C前)二二「心操柔和にして、形容端厳(タンコン)也しかば」 〔法華経序品

たん‐げん【端厳】

〘名〙 (形動) 正しくておごそかなこと。きちんと整って威厳のあること。また、そのさま。厳正。たんごん。
日本詩史(1771)三「人憚其端厳
※少年(1911)〈谷崎潤一郎〉「唇、頤、両頬へかけて見事に神神しく整った、端厳な輪廓」 〔旧唐書‐韋陟伝〕

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普及版 字通 「端厳」の読み・字形・画数・意味

【端厳】たんげん

おごそか。

字通「端」の項目を見る

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