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競合阻害 きょうごうそがいcompetitive inhibition

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

競合阻害
きょうごうそがい
competitive inhibition

古くは拮抗阻害ともいわれた。基質分子と阻害剤分子が酵素の基質結合部位に競って結合しようとするために起る酵素反応の可逆的阻害様式の一つ。阻害剤分子は酵素に結合するだけで変化は受けないので,酵素にとっては基質濃度が減少したのと同じ結果になる。コハク酸デヒドロゲナーゼの反応が基質 (コハク酸) と類似したマロン酸で阻害されるのはその例。阻害剤の添加により酵素の最大速度は変化しないが最大速度の1/2を与える基質濃度は増加する。阻害剤の濃度を変えてこの変化を測定すると,阻害剤の阻害定数が求められる。狭義の酵素反応以外にも,ヘモグロビンの酵素結合が一酸化炭素で阻害される場合や,ハプテンによる抗原抗体沈降反応の阻害は同様に考えることができる。酵素反応の阻害様式にはこのほかに反競合阻害 (uncompetitive inhibition,不競合阻害ともいう) ,非競合阻害 (noncompetitive inhibition,混合型阻害とも意訳される) などがある。

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デジタル大辞泉の解説

きょうごう‐そがい〔キヤウガフ‐〕【競合阻害】

競争的阻害

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栄養・生化学辞典の解説

競合阻害

 拮抗阻害,競走的阻害ともいう.基質と構造の類似した物質が酵素の活性部位を奪いあう形式の阻害.可逆的阻害で,基質の濃度が阻害物質に対して高くなると阻害程度が低下する.

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