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竹婦人 ちくふじん

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

竹婦人 ちくふじん

?-1778 江戸時代中期の浄瑠璃(じょうるり)作詞者,俳人。
江戸新吉原の妓楼天満屋の主人。河東節(かとうぶし)の初代十寸見(ますみ)河東から3代までのために作詞する。代表作に「江の島」「水調子」「夜の錦」など。俳諧(はいかい)は初代岩本乾什(けんじゆう)の弟子で,乾什と同一人とする説もあるが誤り。安永7年7月11日死去。姓は竹島。名は正朔。通称は仁左衛門。別号に呉丈。

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朝日日本歴史人物事典の解説

竹婦人

没年:安永7.7.11(1778.8.3)
生年:生年不詳
江戸中期の河東節の作詞者,俳諧師。江戸吉原の娼家天満屋の主人で,名は竹島正朔,仁左衛門。俳号竹婦人,呉丈。河東節では初代河東から3代にわたってその詞章を書いた。代表作「禿万歳」「江の島」(初代河東),「一瀬川」「花がたみ」「水調子」「浮かむ瀬」「濡れ扇」(2代目河東),「いの字扇」「夜の錦」(3代目河東)がある。俳人岩本乾什の弟子で,師の「呉丈」の号を継いでおり,ふたりの呉丈の混同から河東節作詞者竹婦人を乾什とする説が生まれたが,誤り。斎藤月岑武江年表』(1759)には,「乾什の世に行はれたる故,自ら混じて伝へしものなりといへり」とある。<参考文献>白石悌三「乾什は竹婦人にあらず」(『江戸時代文学誌』1号),岡野知十『玉菊』

(吉野雪子)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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