江戸後期の洒落本作者。生没年不詳。田水金魚,茶にし金魚とも号す。江戸神田白壁町居住の医者鈴木位庵。1777年(安永6)の処女作《妓者(げいしや)呼子鳥》は,実在の町芸者2人の名を借りて,1人の客との三角関係を描き,つづく《契情買(けいせいかい)虎之巻》(1778)は,盲人の高利貸鳥山検校が吉原松葉屋の瀬川を身請けした当時の話題に材を取り,遊里における恋愛真情を伝奇的構成によって脚色し,これらが後の人情本への展開の素地をつくった。ほかに善光寺開帳を当てこんだ黄表紙風の《一事千金》,吉原と岡場所の比較を合戦記に擬した《淫女(けいせい)皮肉論》,通(つう)の心得を語らせる《傾城買指南所》(以上1778),しゃれのめした滑稽作《多荷論(おせわろん)》(1780)などがあり,多彩な作風を示している。
執筆者:水野 稔
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
《モスクワに遠征したナポレオンが、冬の寒さと雪が原因で敗れたところから》冬の厳しい寒さをいう語。また、寒くて厳しい冬のこと。「冬将軍の訪れ」《季 冬》...
1/16 デジタル大辞泉プラスを更新
1/16 デジタル大辞泉を更新
12/10 小学館の図鑑NEO[新版]魚を追加
10/17 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典を更新
8/22 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新