竹布(読み)ちくふ

精選版 日本国語大辞典 「竹布」の意味・読み・例文・類語

ちく‐ふ【竹布】

  1. 〘 名詞 〙 竹の繊維で織った布。長いこと水に浸して腐らせておいた竹を、細く裂いて用いる。
    1. [初出の実例]「杉原十帖・竹布一端・太刀一腰遣之」(出典実隆公記‐大永四年(1524)八月二四日)
    2. 「肩に竹布(チクフ)袈裟を掛け」(出典:読本椿説弓張月(1807‐11)拾遺)
    3. [その他の文献]〔新唐書‐地理志〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android