竹本土佐大夫(読み)たけもと とさたゆう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「竹本土佐大夫」の解説

竹本土佐大夫(7代) たけもと-とさたゆう

1894-1968 昭和時代浄瑠璃(じょうるり)太夫
明治27年9月27日生まれ。義太夫節。6代土佐太夫門人で,竹本小春太夫を名のり,昭和11年4代竹本伊達太夫を襲名。第二次大戦後三和会に所属したが,文楽座に復帰して,32年7代を襲名した。美声で知られた。昭和43年10月20日死去。74歳。高知県出身。本名は田邑兼吉。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「竹本土佐大夫」の意味・わかりやすい解説

竹本土佐大夫(7世)
たけもととさだゆう[ななせい]

[生]1894
[没]1968
義太夫節の太夫。本名田邑兼吉。6世竹本土佐太夫の門人。竹本小春太夫,竹本伊達太夫を経て 1957年 7世襲名。つやのある華やかな美声で知られた。

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