竹本常松(読み)タケモト ツネマツ

20世紀日本人名事典 「竹本常松」の解説

竹本 常松
タケモト ツネマツ

昭和期の薬学者 東北大学名誉教授;徳島文理大学名誉教授。



生年
大正2(1913)年1月28日

没年
平成1(1989)年1月23日

出身地
大阪府岸和田市

学歴〔年〕
大阪薬学専門学校卒,東京帝国大学医学部選科〔昭和13年〕修了

学位〔年〕
薬学博士

主な受賞名〔年〕
日本薬学会賞(薬事日報学術賞 昭23年度),日本寄生虫学会小泉賞〔昭和29年〕「海人草の有効成分の研究」,日本薬学会賞(学術賞 昭30年度)「海人草有効成分の研究」,保健文化賞(昭30年度),大河内記念賞(大河内記念技術賞)〔昭和31年〕,全国発明表彰(発明協会会長賞)〔昭和32年〕,朝日文化賞(昭42年度),紫綬褒章〔昭和50年〕,河北文化賞(第25回 昭50年度),勲二等瑞宝章〔昭和60年〕

経歴
昭和22年大阪薬学専門学校教授、24年大阪大学薬学部教授、35年東北大学医学部教授、47年大阪大学医学部教授、51年東北大学薬学部長を歴任。52年徳島文理大学教授に就任。生薬研究所長のち薬学部長を委嘱。生物活性アミノ酸並びに昆虫変態ホルモンの権威。主な著書に「薬になる植物のはなし」「元気が育つ!あまちゃづる」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「竹本常松」の解説

竹本常松 たけもと-つねまつ

1913-1989 昭和時代の薬学者。
大正2年1月28日生まれ。大阪薬専,阪大,東北大の教授を歴任,昭和51年東北大の初代薬学部長となる。のち徳島文理大教授。海人草から回虫駆除薬の成分カイニン酸を,植物から昆虫変態ホルモンを抽出した。平成元年1月23日死去。75歳。大阪出身。大阪薬専(現阪大)卒。著作に「薬になる植物のはなし」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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