日本歴史地名大系 「笠松井」の解説 笠松井かさまつゆ 三重県:一志郡三雲村笠松村笠松井文明年間(一四六九―八七)笠松の郷士村松嘉三郎の発起によって開起した用水。川原木造(かわらこつくり)村(現嬉野町)北側の雲出(くもず)川に井堰を設け、一里ほどの水路を構築した。寛文一二年(一六七二)には肥留(ひる)村の俗称かさ屋裏から南郷用水を分水し、曾原(そはら)・中道(なかみち)・小津(おづ)の用水とした。文政元年(一八一八)の五主(ごぬし)新田の開起に伴い、同六年五主溝を設け、同新田の用水とした。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by