日本歴史地名大系 「笠置峠古墳」の解説 笠置峠古墳かさぎとうげこふん 愛媛県:東宇和郡宇和町下岩木村笠置峠古墳[現在地名]西予市宇和町岩木四国最西端に位置し、南予唯一の前方後円墳。平成一一年(一九九九)から一六年の間、宇和(うわ)町(平成一六年四月からは西予市)と愛媛大学考古学研究室が調査。南予最大の穀倉地帯、宇和盆地を見下ろす標高四〇〇メートル(比高二〇〇メートル)の高地に造られた。古墳からは宇和盆地・宇和海はもちろん、ときには九州の大分方面の連山を望むことができる。後円部を東に、前方部を西に置く、東西主軸の前方後円墳で、長さ四五メートル。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報