故事成語を知る辞典 の解説 符節を合わせたるがごとし 二つのものが、ぴったりと一致することのたとえ。 [使用例] かねがね自分が疑って居たことと、花次が何の気もなく話したことと、恰あたかも符節を合すような次第であったので[斎藤緑雨*油地獄|1891] [由来] 「孟子―離り婁ろう・下」に出て来る一節から。伝説上の聖王、舜しゅんと文王とは、出身地もかけ離れ、時代も一〇〇〇年以上隔たっていますが、その政治のやり方は「符節を合わすがごとし(割り符を合わせるように、ぴったりと一致している)」とあります。「符節」とは、木や竹の札に文字などを書いて二つに割り、別々に保管しておき、後日、その半分ずつを合わせて証拠とする割り符のことです。 出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報 Sponserd by