第一工業製薬(読み)だいいちこうぎょうせいやく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「第一工業製薬」の意味・わかりやすい解説

第一工業製薬
だいいちこうぎょうせいやく

化学メーカー。界面活性剤を中心とする。 1909年創業の蚕繭解舒液製造業,負野薫玉堂解舒液部を前身に,18年設立主力の工業用界面活性剤は食品添加剤のほか繊維,厨房洗剤などに用いられる。合成糊料などの水溶性高分子製品,難燃剤などの樹脂添加用製品,医薬,新素材の開発にも力を注いでいる。売上構成比は,界面活性剤 45%,水溶性高分子 18%,ウレタン系 21%,樹脂添加用 14%,その他2%。年間売上高 397億 5800万円 (連結。うち輸出9%) ,資本金 55億 7700万円,従業員数 925名 (1999) 。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「第一工業製薬」の解説

第一工業製薬

正式社名「第一工業製薬株式会社」。英文社名「Dai-ichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd.」。化学工業。明治21年(1888)前身の「匿名組合負野薫玉堂解舒液部」創業。大正3年(1914)「合名会社負野工業製薬所」設立。同7年(1918)株式会社化にともない、現在の社名に変更本社は京都市南区吉祥院大河原町。工業用薬剤のトップメーカー。主力は界面活性剤。東京証券取引所第1部上場。証券コード4461。

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

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