第二種永久機関(読み)だいにしゅえいきゅうきかん(その他表記)perpetual engine of the second kind

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「第二種永久機関」の意味・わかりやすい解説

第二種永久機関
だいにしゅえいきゅうきかん
perpetual engine of the second kind

熱源から得た熱エネルギーを完全に力学的仕事など他の形のエネルギーに転換する仮想的な装置。第一種永久機関の可能性はエネルギー保存則によって否定されたが,この保存則に反しない永久機関がつくられれば,大気や大洋のような無尽蔵の熱源から無限の仕事が得られることになる。しかし,19世紀後半に確立された熱力学第二法則によって,この種の永久機関は否定された。第二法則では,熱エネルギーは分子運動のような無秩序のなかに散逸されていて,これを秩序的で有用な力学的エネルギーなどに完全には転換できないことが示されている。

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