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分子運動 ブンシウンドウ

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デジタル大辞泉の解説

ぶんし‐うんどう【分子運動】

物質を構成する分子原子不規則無秩序微視的運動。並進回転振動の3種類があり、これらの運動エネルギーが熱として現れる。

出典|小学館
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

分子運動
ぶんしうんどう
molecular motion

分子の動きの総称。並進・振動・回転の3種類に分類される。分子を球に例えると、気体状態で球は空間を飛び回っている。気圧があるのは、この球が器壁と衝突しているからである。この種の運動を分子の並進運動という。並進運動は分子の分子量、温度の関数になっている。気体分子の平均自由行程は各気体について求められている。
 液体の場合、運動は具体的には求められず、単にブラウン運動といわれている。金属内の自由電子は広義の並進運動をしているが、通常はこれは分子運動には含めない。
 原子間の平均距離は結合距離として与えられる。しかし、この距離は時間的に変化している。これを分子振動molecular vibrationという。たとえば、水素分子の結合距離は0.74オングストローム(Å)であるが、温度に関係なく約500分の1Åの振幅で、振動数4159.2cm-1で振動している。これも分子運動のなかに含まれる。
 一般に分子は並進しながら振動し、かつ重心の周りで回転している。回転数はほぼマイクロ波の振動数で生じており、この場合も温度によらず一定である。
 分子運動のうち、振動・回転は量子力学を基本として理論的に説明されており、並進運動は熱力学が基礎となって解釈される。[下沢 隆]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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