ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「第五王国派」の意味・わかりやすい解説 第五王国派だいごおうこくはFifth Monarchy Men イギリスの清教徒の一派。世界の四大帝国 (アッシリア,ペルシア,マケドニア,ローマ) の崩壊ののち,キリストが聖者たちとともに 1000年間支配する第五王国の到来がすでに近づいたと主張。清教徒革命において T.ハリソンらの指導のもとに,聖者による支配体制を確立するため,1653年 O.クロムウェルを支持して議会を解散させ指名議会を成立させたが,まもなく護国卿政権と対立し,ハリソンらは投獄された。 57年トマス・ベンナーの指導下に反クロムウェルの一揆を起したが鎮圧され,61年再度のベンナーの一揆を最後に消滅した。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by