第4世代携帯電話(読み)だいよんせだいけいたいでんわ

共同通信ニュース用語解説 「第4世代携帯電話」の解説

第4世代携帯電話

「第4世代(4G)」と呼ばれる次世代携帯電話規格を使ったサービスで、光ファイバー回線並みの毎秒1ギガ(ギガは10億)ビットの速度通信が可能となる。大容量のデータ短時間でやりとりでき、例えば2時間の映画ならダウンロードに約30秒しかかからない。普及が進めば動画配信のコンテンツ拡充や、電波の混雑緩和などが期待できる。

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IT用語がわかる辞典 「第4世代携帯電話」の解説

だいよんせだいけいたいでんわ【第4世代携帯電話】

第3世代携帯電話を発展させた携帯電話、および通信方式。光ファイバーに匹敵する通信速度実現。◇「4G(フォージー/よんジー)」ともいう。アナログ電話では、ダイヤル式に対してプッシュ式という操作概念で対比させて性能区別を行い、技術変化が操作の違いで実感できた。それに対して、携帯電話では、使われている技術が高度でしかも複雑であることから、抽象的に「世代(generation)」という言葉を採用し、「第○世代」という表現で技術的な性能差を示している。

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知恵蔵 「第4世代携帯電話」の解説

第4世代携帯電話

第3世代携帯電話をさらに改良、高速化と使い勝手改善を狙った規格のこと。実際にはまだ定まった定義はないが、「50〜100M(メガ)bpsの通信速度」「インターネットと携帯電話網のシームレスな切り替え」が条件とされている。「固定網でのブロードバンド回線と同じものを、無線でどこでも実現できるもの」といってもよい。現在基礎技術の開発が続けられており、2010年にはサービスが開始される予定。

(西田宗千佳 フリージャーナリスト / 2007年)

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