第4次国連開発の10年のための国際開発戦略(読み)だいよじこくれんかいはつのじゅうねんのためのこくさいかいはつせんりゃく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

第4次国連開発の10年のための国際開発戦略
だいよじこくれんかいはつのじゅうねんのためのこくさいかいはつせんりゃく

1989年の第 44回国連総会で採択された「第4次国連開発の 10年」 (91年から 10年間) に向け,翌 90年の第 45回総会で決議された開発戦略。第1次から第3次の「開発の 10年」に対する戦略においては数値目標が掲げられていたが,80年代は目標値の達成からはほど遠い状態であった。また「高度成長経済発展」という認識も徐々に弱まったため,第4次戦略では数量的目標よりも各国および国際機関の優先課題が明示された。おもな優先課題は,(1) 経済の加速的成長,(2) 人口政策・人間能力の開発,(3) 貧困の解決・飢餓除去,(4) 地球環境の保全の4点となっている。

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