第7艦隊(読み)だいななかんたい/だい7かんたい(英語表記)U.S.Seventh Fleet

共同通信ニュース用語解説 「第7艦隊」の解説

第7艦隊

洋上艦や潜水艦計50~70隻、空母艦載機哨戒機など航空機約140機を運用し、要員は約2万人で米国外に展開する米艦隊で最も規模が大きい。管轄海域は日付変更線の西側の太平洋からインド洋までの広範囲に及ぶ。原子力空母ロナルド・レーガンイージス艦は横須賀基地(神奈川県)を、F35B最新鋭ステルス戦闘機を艦載機とし、在沖縄海兵隊と行動する強襲揚陸艦ワスプは佐世保基地(長崎県)を拠点としている。

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知恵蔵 「第7艦隊」の解説

第7艦隊

米国太平洋艦隊の1つで、西太平洋、日本、韓国(1994年から)、フィリピン、アンザス条約義務適用範囲、インド洋、アラビア湾など米国西岸から1万1000マイル以内が守備範囲。第2次大戦中、潜水艦戦のための第10艦隊を除く11の艦隊が編成され、奇数名称の艦隊が太平洋、偶数名称の艦隊が大西洋の特定地域における作戦を担当した。大戦終了後、統廃合を経て、現在は第2艦隊(大西洋)、第3艦隊(太平洋)、第5艦隊(インド洋・ペルシャ湾・紅海)、第6艦隊(地中海)と第7艦隊がある。第7艦隊は通常、空母戦闘群1個、洋上補給群1個、両用戦即応群(海兵機動展開部隊1個)など、海軍・海兵隊約2万人。司令部は神奈川県横須賀市。

(細谷正宏 同志社大学大学院アメリカ研究科教授 / 2007年)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「第7艦隊」の意味・わかりやすい解説

第7艦隊
だいななかんたい
Seventh Fleet

アメリカ海軍の方面艦隊の1つ。 1943年に特別機動部隊として創設された。カムチャツカ半島南端から南極東経 160°の線からインド洋までを担当区域としている。航空母艦 (空母) ,ミサイル巡洋艦駆逐艦,潜水艦,ヘリコプタ母艦,対潜哨戒機隊,海兵隊などから成り,空母群のほか各種任務群に分れる。

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