笹口新田(読み)ささぐちしんでん

日本歴史地名大系 「笹口新田」の解説

笹口新田
ささぐちしんでん

[現在地名]新潟市笹口・南笹口みなみささぐち一―二丁目・あぶみ一―三丁目・鐙西あぶみにし一―二丁目・長嶺ながみね町・花園はなぞの一―二丁目

長嶺新田の南、信濃川の支流くり川の左岸に位置する。北は沼垂ぬつたり町。元禄一二年(一六九九)蒲原組新村付帳(新発田市立図書館蔵)によれば、蒲原かんばら村を親村とし、寛永四年(一六二七)の開発。同一六年の横越島絵図(青木正昭氏蔵)では当村と思われる地点に三ツや新田・あぶみまかり新田とみえる。寛文七年(一六六七)と推定される御領内見分之書付(貴船家文書)によると、三ッ屋新田は一四軒・一〇三人、鐙曲り新田は一〇軒・六八人。延宝六年(一六七八)検地帳(長谷川長平氏蔵)では田方二七町四反余・分米六七石七斗余、畑方五町二反余・分米三石八斗余で、免九ツ一厘。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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