笹尾峠(読み)ささおとうげ

日本歴史地名大系 「笹尾峠」の解説

笹尾峠
ささおとうげ

蒲生・甲賀の郡界にある峠で、現在は蒲生郡日野町鎌掛かいがけと甲賀郡土山つちやま青土おおづちの境界にあたる。近世には御代参ごだいさん街道が通っていた。明応九年(一五〇〇)銘の石造板碑の郡界石が現存、「輿地志略」には「此処より十四町許り東に甲賀蒲生の界あり。此郡界に石のしるしあり」と記される。この郡界石には山伏の通行に関する裁許文が刻されることから、当峠は中世間道として広く利用され、近江の中央部と甲賀や伊賀国方面を結ぶ軍事的にも重要な峠であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む