笹尾音十郎(読み)ささお おとじゅうろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「笹尾音十郎」の解説

笹尾音十郎(2代) ささお-おとじゅうろう

?-? 江戸時代中期の歌舞伎役者
小佐川清三郎の子。寛延-宝暦(1748-64)のころ立役(たちやく)として京坂で活躍。宝暦3年(1753)小佐川喜十郎と改名。和事(わごと)と実事(じつごと)をかね,所作事(しょさごと)もよくした。晩年は舞踊笹尾流をおこした。俳名は篠音。

笹尾音十郎(初代) ささお-おとじゅうろう

?-? 江戸時代中期の歌舞伎役者。
小唄唄方小佐川清三郎の弟。小佐川十右衛門門人享保(きょうほう)13年(1728)立役(たちやく)として大坂花妻座に出演。17年尾張(おわり)名古屋舞台をつとめ,その後の活動は不明。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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