笹山忠夫(読み)ササヤマ タダオ

20世紀日本人名事典 「笹山忠夫」の解説

笹山 忠夫
ササヤマ タダオ

昭和期の実業家 アラスカパルプ社長。



生年
明治29(1896)年3月9日

没年
昭和49(1974)年9月26日

出生地
大分県

学歴〔年〕
東京帝大政治科〔大正9年〕卒

経歴
日本銀行に入るが、結城豊太郎に誘われて、大正15年安田銀行(現・富士銀行)に転じ、さらに昭和6年日本興業銀行に移る。18年興銀理事となり、終戦を迎え総裁河上弘一退陣に殉じて辞職。22年財閥解体のための持株会社整理委員会委員長となる。31年戦後の日本企業の海外進出第1号であるアラスカパルプ社長に就任、43年会長となる。この間39年海外事業協会会長を務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「笹山忠夫」の解説

笹山忠夫 ささやま-ただお

1896-1974 昭和時代の実業家。
明治29年3月9日生まれ。日本銀行にはいるが,結城(ゆうき)豊太郎にさそわれ,安田銀行,さらに日本興業銀行にうつり,昭和18年理事。戦後,財閥解体のための持株会社整理委員会委員長。のちアラスカパルプ社長,会長となった。昭和49年9月26日死去。78歳。大分県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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