筆谷等観(読み)フデヤ トウカン

20世紀日本人名事典 「筆谷等観」の解説

筆谷 等観
フデヤ トウカン

明治〜昭和期の日本画家



生年
明治8年1月21日(1875年)

没年
昭和25(1950)年11月10日

出生地
北海道小樽

本名
筆谷 儀三郎

別名
別号=白夢楼,太虚堂

学歴〔年〕
東京美術学校(現・東京芸術大学)日本画選科〔明治33年〕卒

経歴
大久保に住んだ美校卒業生の若手グループ大久保一党の一人として活動。大正3年日本美術院再興に際しこれに参加、第1回展に入選して院友となり、以後同展に出品を続け、5年同人となる。18年まで院展に出品し、戦後は日展にも出品、委員を務めた。風景画と共に仏教道教画題を求めた作品も多く描いた。作品に「苦行より成道へ」「龍灯」「五丈原」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「筆谷等観」の解説

筆谷等観 ふでや-とうかん

1875-1950 明治-昭和時代の日本画家。
明治8年2月生まれ。橋本雅邦に師事。大正3年院展で「低徊」が入選し,5年日本美術院同人。風景画や仏教などをテーマにした作品をえがいた。昭和25年11月10日死去。75歳。北海道出身。東京美術学校(現東京芸大)卒。本名は儀三郎。作品に「苦行より成道へ」「救難」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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