等躬(読み)とうきゅう

改訂新版 世界大百科事典 「等躬」の意味・わかりやすい解説

等躬 (とうきゅう)
生没年:1638-1715(寛永15-正徳5)

江戸前期の俳人。姓は相楽(さがら)。通称は伊左衛門。初号は乍憚(さたん)。晩年藤躬と書いた。奥州須賀川の人。宿駅の長であったという。江戸の未得(みとく)に俳諧を学び,のち調和(ちようわ)につく。延宝年間(1673-81)に江戸で芭蕉を知り,1689年(元禄2)〈おくのほそ道〉行脚の芭蕉を自宅に数日逗留させている。編著に《荵摺(しのぶずり)》《伊達衣(だてごろも)》《一の木戸》《蝦夷(えぞ)文段抄》がある。〈空ラ舟に鳴あかしたる鵆(ちどり)哉〉(《荵摺》)。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 桜井

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む