筑紫の帥(読み)つくしのかみ

精選版 日本国語大辞典 「筑紫の帥」の意味・読み・例文・類語

つくし【筑紫】 の 帥(かみ・そち)

  1. ( 「帥」は「率」とも書く )
  2. つくし(筑紫)の大宰
    1. [初出の実例]「蘇我の赤兄の臣を以て筑紫率(カミ)に拝す」(出典日本書紀(720)天智八年正月(北野本訓))
  3. だざい(大宰)の帥(そち)
    1. [初出の実例]「おほやけのえらびにて、中納言のつくしのそちにて下るが」(出典:落窪物語(10C後)四)
  4. だざい(大宰)の権帥(ごんのそち)
    1. [初出の実例]「内大臣をつくしの帥になしてながしつかはす」(出典:栄花物語(1028‐92頃)浦々の別)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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