デジタル大辞泉
「上頭」の意味・読み・例文・類語
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じょう‐とう ジャウ‥【上頭】
〘名〙
※玉葉‐承安二年(1172)二月一八日「目二参議一、参議下レ地更着二上頭一候」
② 以上。これまで。また、その当時。
※鉅野先生詩集(1814)芳野看花「昔聞南狩地、今問上頭花」 〔元史‐泰定帝紀・一〕
③ 女子が成年に達したときの
儀式をいう風俗上の名。男子の
加冠(かかん)・
元服(げんぶく)に当たる。女子が婚期にはいったことのしるしに笄
(かんざし)を
頭髪にさすところからいう。
※鴨東四時雑詞(1816)「今世女子之笄曰
二上頭
一」 〔
古楽府‐清商曲辞・歓好曲〕
※
江戸繁昌記(1832‐36)四「那の位の上頭(〈注〉ヲイラン)、厳(〈注〉つんとすること)曷ぞ此の若なる」
⑤
花柳界で、水揚げすることをいう。〔モダン新用語辞典(1931)〕
うえ‐とう うへ‥【上頭】
〘名〙 荘園の領主で、その土地に住まないで京都にいる者。また、その館。⇔
地頭。
※虎明本狂言・三人夫(室町末‐近世初)「いつもうへとうへみねんぐうをささぐる」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「上頭」の読み・字形・画数・意味
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